Aug.2024
「総合発酵企業」としての看板となるECサイトへ
酒づくりで培われた技術や魚沼で育まれた発酵の知恵を活かした「総合発酵企業」である八海山。
一方で、これまでのECサイトでは酒蔵としてのカテゴライズから脱却しきれず、食品や化粧品などを含めた広い層での顧客獲得や、ブランドの正しい認知が課題でした。
八海山のラインナップやブランドの幅広さを、ECサイト上での購買体験から自然とユーザーに認知させながら、八海山ブランドへの理解を深めてもらうためにサイト全体を一から設計。レシピをブリッジとして食品と酒を繋ぎ、「発酵」というキーワードを全体に巡らせることで、「商品を売る」ことに特化したECサイトから「総合発酵企業」としての看板となるECサイトへと刷新しました。
ECサイトとして提供できる価値を再定義
ECサイトの設計を進める前に、クライアントを含めたプロジェクトメンバー全員で八海山が本来提供できる価値を見つめ直すワークショップを実施。
「八海山」としてのブランドはすでに確立されているため、ここでは「ECサイトにおけるコミュニケーション」としてどのように立ち振る舞うのか、という軸でのブランド定義をしました。
コーポレートサイトや各ブランドサイトとは異なる「ECサイト」という場において、どのような体験や生活を人々に提供していくかという視点で「ライフビジョン=八海山の商品がすべての人にとって身近になった時、世の中はどう変化していくのか」を定義。
ECサイトを通じて目指したいビジョンを実現するための裏付けや、そのために必要な機能を洗い出しながら全体の設計へ繋げるのと同時に、ECサイト上での文章表現・ビジュアル表現の原則へと落とし込んでいきました。
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