Oct.2020
「米・麹・発酵」をテーマにした、八海山ケアコスメのブランディング
新潟を代表する名酒「八海山」を手掛ける八海醸造から、新たな化粧品ブランドが誕生。
SONICJAMではブランドのマーケティング戦略、ネーミング、パッケージデザイン、ECサイトデザイン、広告運用を担当しています。
八海山の麹や仕込み水を使用し、自然由来の成分にこだわってつくられた『reint』は、厳しくも豊かな魚沼の風土抜きには語れません。「魚沼の自然・知恵」をテーマに、魚沼の土地や文化の掘り下げや、祖父母の代から伝わる風習の聞き取りなどを行いながら、魚沼らしい化粧品ブランドとしての佇まいを設計しました。
魚沼に流れる“ストーリー”を込めたネーミング
じっくり醸す麹は、魚沼の長い長い冬を越すため、食物の保存の必要性から生まれた「発酵の知恵」。
八海山の仕込み水「雷電様の清水」は、雪がゆっくりと山の中を浸透して湧き出した、清らかな雪解け水。
これら魚沼の「自然の力」を受け継ぐブランドであることを表現するため、魚沼の方言をネーミングに採用しました。
“ゆっくり”“自然に”という意味を持つ言葉「れぃんと」に由来し、「自然素材で、無理なく、じっくりと肌を再生(reintegrate)していくケアコスメ」として『reint』と名付けています。
ブランドストーリーを抽象化したロゴ
ロゴはそれぞれ「雪」「八海山」「発酵」を表しています。
雪深く山々に囲まれた魚沼の自然と、そこで生まれた発酵の知恵をモチーフにデザインしました。
アイデンティティを忍ばせたパッケージデザイン
魚沼一帯の地形(等高線)をパッケージ全体のグラフィックに使用し、自然の厳しさや、この土地だから生まれた知恵であることを表現。価格帯に見合う高級感を出すため、シンプルな中にもブランドらしさを感じられるようデザインを行いました。
毎日のスキンケアに寄り添う商品として、日常になじむ落ち着いたトーンで設計しています。
透明感を感じさせるECサイト
サイト内の写真はSONICJAM.Studioで撮影を行いました。
冬の魚沼の澄んだ空気や美しさを視覚的に伝え、ブランドの持つ世界観を演出しています。
Credits