Dec.2018
知覧茶を世界へ!日本一のお茶の生産量を誇る鹿児島県南九州市のお茶商店をブランディング
日本一のお茶の生産量を誇る南九州市。知覧地方でつくられている銘茶"知覧茶"を1975年より牽引する浜田茶業の小売ブランド「お茶のはまだ」のブランディングをお手伝いしました。
知覧茶は薩摩の豊かな風土で育てられた深蒸し茶で、個性が強く品評会でも高く評価されているお茶です。
一方でブランディングによる競合との差別化や、全国へのPRが成功しているケースが少なく、当初はWebサイトのリニューアルのご相談でしたが、こちらからブランディングのお手伝いを申し出ました。
知覧のお茶をとりまく環境を表現したお店のロゴ開発
まず着手したのはお店のロゴのリニューアルでした。
お茶のはまだの商品のボリュームゾーンは500円〜1,500円。いわゆる"高級茶"ではなく、誰でも気軽に賞味してもらえるラインナップでした。
この商品価格帯は変えたくなかったので、高級感をむやみに出さない+向こう何十年も使っていただける普遍性を意識してロゴ開発をしました。
知覧を訪れて感じた、茶農家と茶商が手を取り合って知覧茶を大きくしてきた歴史や豊かな風土から着想を得ています。
"思わず手にとってもらう"パッケージの開発
商品パッケージは、セレクトショップなどに並んだ際、絶妙な存在感を出せるように米袋形を採用しました。
贈答品用とご自分用と選んでもらえるように、主力商品には一般的な平袋も用意しています。
揺らぐWebサイト
ブランドサイトは白を基調とし、imageをホバーしたときの演出として、お茶が醸し出す静かな"揺れ"をWebGLで表現しました。
ロゴのモーションはAfter Effectsで作ったLogo animationをSVGアニメーションとして配置しています。
サイト内の全ての写真はSONICJAM.studioで撮影を行い、知覧の豊かな風景、茶師やスタッフ、茶農家さんのおおらかな人柄を伝えています。
はまださんと打ち合わせを重ねる中で「若い方や外国人の方にお茶の美味しい飲み方や保管方法をよく聞かれる」というお話があり、知覧茶だけではなく、お茶の基本知識を知ってもらえるように「お茶を嗜む」というトリビアページを作りました。アクセントとなっている挿絵のイラストは金安亮さんにお願いしました。
Credits
Awards
Site of the Day Dec 29, 2018