Jul.2018
声が世界中を旅する!?新感覚エンターテイメント
イオンモール熊本のアミューズメント施設「楽市楽座」のリニューアルにあたり、目玉コンテンツとして"声"で遊べるコンテンツを開発しました。
マイクに発した言葉を認識・ビジュアライズし、それが"VOICE"となって世界中のどこかにPINされます。
自分が発した言葉が巨大モニターに"カタチ"となって映し出される驚き体験、そして聞いたこともないような国や街にワープするワクワク体験の創生をゴールとしました。
PINされたVOICEは、巨大モニター前に設置されたコントロールパネル(iPad)でMAPを操作しながら探すことができます。会ったこともない、けれどたしかに自分と同じ場所に来ていた見知らぬ誰かの声とビジュアライズされたVOICEを見聞きすることで、声を通じたコミュニケーションの発生を図りました。
イオンモールには家族連れはもちろん、学生の友達同士、カップルなど様々な関係性のお客様が訪れますが、『声を発する』というシンプルかつ原始的なユーザーインターフェースはユーザー層を選ぶことなく、多くの方に楽しんでいただいております。
何度も体験したくなる工夫と、ストレスのない操作感の追求。
メインアプリ、iPad用アプリともopenFrameworksで開発しました。
コアとなるVOICE演出はユーザーごとの声質によって変化する仕組みを設け、集音した音声の周波数帯や音量を分析しています。
世界地図のデータソースは、FoursquareやSnapchatで利用されているオンラインカスタムマップのプロバイダを採用。ユーザー体験時に必要なマップ画像データをネットワークからリアルタイムで取得しています。
VOICEの目印となるPINを探す際に、意のままに操れる操作性を確保すること、また、MAPの表示ラグを極力少なくすることに工数の比重を多く充て、巨大モニターでMAPを操作するインプレッシブな体験価値を損なわないよう努めました。
Credits