例えば、システムを憎んで能力を憎まず。
罪を憎んで人を憎まず。というのは元々は孔子の言葉のようです。
会社でのプロジェクトでも、ミスやトラブルなどで問題になり、始末書などを書くこともあります。たまに。最近少ないけど。これまで結構それなりにたくさん。
例えば致命的なバグのせいでシステムに障害が発生し、ユーザーに迷惑をかけた、というような場合。原因や対策を報告しなければなりませんが、そういった場合の基本的な考え方として原因はふたつしかありません。
・開発システム(手法)が悪い
・検証が不十分
間違っても「担当者の能力が低い」「担当者の不注意」「判断ミス」が原因とはしません。ミスはあったかもしれませんが、ミスが生じやすい開発手法やそのミスに気づかなかった検証方法を変えるしかないのです。
担当者が何人変わろうと、人間は誰でもミスもするし判断も間違えるのだから、同じやり方をしている以上同じ結果が繰り返されます。対策として「もっと優秀な担当者に変更します」とか「絶対にミスのない人間が担当します」ということはありえないのです。
さて、最近心に残ったSNSの投稿がこちら。(Facebookなので見れない人もいるかも)
もし政治に問題があるのだとしたら、政党政治や投票システムさえも変えなければならないのかもしれません。
「首相を辞めさせろ!」とか「選挙に行こう!」とかの掛け声にはもはや全く意味がないのです。新型コロナやオリンピックやさまざまな問題で「○○が悪い!」「○○辞めろ!」「○○の責任!」と言う声を聞くのはもうほんとうにイヤで、絶望的な気分になるばかりです。
では、最新のテクノロジーに強く、高齢化・環境問題など近未来の課題に対応でき、明るい未来のビジョンを描ける政治システムとは?
そして政治が間違わないよう検証できるシステムとは?
・・・そんな議論が少しでも進めばいいですが。
※写真はそんなことには関係なく自宅くつろぐマメタロウ