老害にならないための、たったひとつの方法
老害というのは、ひたひたと忍び寄るものだ。いつの間にかそうなっていても、自分では気づかないし、周囲も教えてはくれない。自分がすごいアイデアだとか、いい方法だとか自画自賛したくなるような意見を話しても、周囲は実は冷ややかかもしれない。すでに感覚が若い人たちとはズレているかもしれない。考え方が古いまま凝り固まっているかもしれない。
大企業病というのも、老害の積み重ねなのかもしれない。古いやり方や考え方に固執して、新しいことにチャレンジするスピードが極端に遅くなる。古い人の考え方を否定して気を悪くしないように、根回しや言い回しに気を使い、若い人の時間やエネルギーを奪う。
老害にならないために。大企業病にならないために。たったひとつの方法。
若い人のやり方を優先する。
もし、私のような老害になりかかっている(自分で少し自覚しているよりはおそらく現実はもっとひどい)人は、判断基準を変えてみてはどうだろうか。正しい方とか失敗しない方とかではなく、若い人の意見の方を採用する。それで失敗したりもするかもしれないが、そういうものだ。
そしてもし失敗したら、その責任は全部古い人が背負ってやればいいのだ。
※写真は突如オフィスに現れた巨大なカエル