新しい会社の形?
リモートワーク中心の仕事が続いていることが主なきっかけとなり、知り合いの会社にもいろいろな動きが出てきた。
ある会社はオフィスを解約する(した)という。そういう会社がいくつかある。まあ、うちも今は毎日数人しか出社していない(週一日の出社日はあります)ので、オフィスの半分以上は使われておらず、もったいないのでオフィスを縮小したい気持ちはわかります。しかし「オフィスの無い会社に所属する」という、おそらく社員のみなさんにとっても前例のないスタイルがこれからどうなるか、なかなか予想できないですよね。むしろ社員の側に精神力とか自己管理力とかといった能力が問われそう。
ある会社は正社員ではなく、リモートで業務委託契約をメインにしていきたいという。ギルド式と言っていいのかな?たとえばクリエイターとかの職人の集まり、みたいなイメージですよね。これはお互い理にかなっているような部分もあって、すでにうまくいっている組織もいくつかありますよね。こういう組織形態にしたいなーと言う経営者の知人も身の回り多い。でもこれってカリスマ的存在がいてその営業力と求心力があって成り立ってることが多く、誰にでもできることではないなあと。あと似たような組織が増えると存在意義が薄れていくとか。
結果的に会社と正社員いう関係性は減って、フリーランスや業務委託でプロジェクト単位で成立する組織みたいなものは増えるかもしれない。でもそれで恩恵を受けるのは一部のよい会社(特別な技術がある、営業力がある、など)と一部の優秀な人だけなのではないかな、とは思う。ほとんどの普通の会社と普通の人たちは、どうなるのか。
優秀な人たちだけを集めたすごい組織をつくりたい、と思う人は多い。でもそれは私のやりたい組織ではない。普通(できれば少しだけ優秀)な人たちを集めて、でも他ではできない特別な仕事ができる、そういう組織をつくりたいんです。そのための環境としてのオフィスは必要だし、ギルド式は嫌い。
※写真は夏休みにつくったガンプラ