カンヌ旅行記(3)

—– 6/16(日)
薄曇り。
10時からinnovation lionの各社プレゼンの続きを見る。今日はgoogleとかIBMとかCoca Colaとかスケールの大きいのが多い。昨日はびっくり発明大賞みたいな手作り感があったのに。そして、今年できた部門だから仕方ないのだろうが、内容がバラバラで、何が審査基準になるのかさっぱりわからん。どれが賞を獲るのか予想できない。そして昨日同様、わ、すごーいとかたいしたことねーとか、一喜一憂し、自信を喪失したり取り戻したりを短時間に繰り返す。
ちなみに我々の応募作品は、会場ではこのように展示されていました。
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昼食は会場近くでピザ。このへんはイタリアが近いのでピザやパスタの店も多い。このあたりのパスタはいまいち、というもっぱらの噂も聞くのだが(信憑性は謎)、このピザはうまかった。やっぱりチーズがうまいね。

博報堂のセミナーを聞く。アイデアの考え方というか、意識と無意識、理論とインスピレーションとか、アイデアの展開方法として連想、逆転、など・・・。同じ内容の本も出しているらしい。興味深いといえば興味深いが、どこかで聞いたといえばどこかで聞いたような。「藤子不二雄のまんが教室」にも同じ事が書いてありましたよ。

夕食はちょっと会場から離れた隠れ家レストラン。メニューがコースしかない。最初に出てくる名物?のテリーヌ?うまい。鳥(うずら)を食べる。しかし連日食べ過ぎなのとこってり系が多いのであまり食欲がなく、食べきれなかった。ラテン系の生演奏あり。よいお店でした。

—– 6/17(月)
快晴。
朝食は会場近くのカフェで。オレンジジュース、コーヒー、クロワッサン、目玉焼きとハムとサラダ、で9ユーロくらい。うまい!ちょっと高めだけどね。
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コカ・コーラのセミナーを聞く。社会の動きや問題に合わせて、コカ・コーラが過去からどういうブランドメッセージを発信してきたか、というシンプルだけど面白い内容。家族の問題、アメリカの問題、世界の問題、地球の問題(エコ)と変遷していく中で、一貫してオプティミスティックなメッセージを伝え続けてきた、というのはさすが。プレゼンのまとめ方もうまい。

昼食は会場近くでビーフシチューがペンネにかかった奴。またしてもごちそうしてもらった・・・この御恩はいつか必ず。

PARTYのセミナーを聞く。技術のinnovationにとらわれるのではなく、目的はemotionだと。事例はほとんど全部知っているが、今後クリエイティブの方向性が変わってくるかもしれないな、と思わせる内容。

空いている時間はダラダラとFilm部門の上映を見る。CMを延々と見続けるというのはなかなか無いので、今回は沢山見ようと思う。しかしそれにしても日本からの応募が少ないな・・・。かつてカップヌードルの「hungry?」でグランプリも獲ったのだが、なんかクリエイティブにも閉塞感というか、いいものが生まれそうな感じがしない。なぜだろう?

夜は今回最初の表彰式。なるほどこういう雰囲気なのか・・・。これは壇上で表彰されたらテンション上がるな。DIRECTCREATIVE EFFECTIVENESSなどの部門の発表。コレが2部門でグランプリ。
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夕食は今回のチームでおいしいものを食べよう、ということでシーフード系の店へ。牡蠣がうまい。魚介のスープがうまい。ワインはシャブリがうまい。そして疲れたのか飲み過ぎたのか、帰ってベッドの上でパソコンを開いたら、即寝落ち。起きたら画面に「つっっっっっっっっっっっっっっっっっっ・・・」と表示されているという絵に描いたような寝落ちでした。