卒業おめでとう

会社を退職する人のことを「卒業する」という言い方が昔は嫌いでした。なんか、現実のシビアな部分をうまいこと誤魔化しているみたいで。

でも、我が社のように会社自体も若く、社員も若い会社は当然まだまだ常に発展途上なわけで、その過程でなんらかの理由で離れていく人は必ずいるわけです。それがお互いの発展のためであれば、前向きな次へのステップ、ということで、「卒業する」という言い方はぴったりじゃないか、と最近は思うようになりました。

そして、我が社の送別会は、毎回とても明るく楽しい。準備やネタの仕込みが半端じゃない。たぶん動機の半分くらいはその人のためじゃなくて自分たちが楽しみたいだけじゃないか、と思うけれども、それは正しいんじゃないか。送り出される人が、こいつらは自分がいなくても楽しそうだし大丈夫だ、それはそれでちょっとさびしくてちょっとうらやましい、みたいに感じられるのはお互いにいい別れ方なんじゃないかなあ。

昨日またひとり、我が社を卒業しました。
いのっち卒業おめでとう。