カンブリア宮殿 孫正義 理念・ビジョン・戦略・戦術・計画
理念>ビジョン>戦略>戦術>計画
以下、自分なりの解釈です。
理念 … 企業の根本的な存在意義や活動意義など。普遍的なもの。たいてい抽象的。
ビジョン … 理念を具体的にイメージでき共有できようにするもの。
戦略 … ビジョンを達成するための長期的・大局的な計画。
戦術 … 戦略に沿った局所的な作戦、技術、方法、など。
計画 … 短期的な計画。
さらにその下に「ルール」があるかと思います。
下というよりも別のカテゴリか。
ルール … 行動や製品に対する具体的な決まりごと。
ちょっと前の放送内容ですが、あまりにいい内容なので、あらためて文字おこしまでしてしまいました。
↓画質は悪いですが貴重な映像なので。
http://www.ustream.tv/recorded/8380170
”ビジョン”の前に”理念”がある
”理念”はどういうことをやりたいか
「情報革命で人々を幸せにしたい」というのが理念
理念を実現するために
どんな人々の生きざま、社会を
どういうテクノロジーで実現させるのか
100年後の時代に
どんな姿形のものを使っているか
まるでタイムマシンで未来に行って
その世界を見て帰ってきたように語れる
「バック・トゥ・ザ・フューチャー」で
「100年後はこうだったよ」と
「300年後の俺たちの生活は
こうだったんだ」
「そこの社会を作るには
今こうしておかなければいけない」
まるで見て帰ってきたかのように
語れるのが”ビジョン”
人々にとって良きビジョンでないと
人はついてこない
それをどう実現するかが”戦略”
”戦略”の下に”戦術”があって
一番下に”計画”がある
普通の会社の経営会議とか株主総会では
”計画”ばかり語る
3カ年計画とか5カ年計画とか
マニフェストも3カ年計画と
思えるものが多い
3年後に達成できたとか できなかったとか
すぐ点数をつけたりする
それは方法論で
単なる”計画”にすぎない
”ビジョン”は3〜5年で変わるものでは
ないので右往左往しなくていい
共通の理念を共有している
ビジョンを共有している
だったらあとは任す
大枠の戦略まで共有している
だったら「よきにはからえ」と
そのかわり独立採算
「カネが尽きたら勝手に潰れろ」
独立採算が大事
「勝手に潰れろ」という
自然界の掟を導入していれば
自分たちで生存本能を働かす
彼らの尊厳
同じ人間だ
彼らにそれだけの能力がある
彼らの夢を信じる
人間の生存本能を信じろ
孫 正義