この国を出よ
> この国を出よ/大前 研一・柳井 正
細かいことはともかく、ごく簡単にまとめてしまうと、国内での弱者の保護・救済よりも、海外との厳しい競争に勝っていかないと未来の成長は無い、ということ。日本の財政の問題、政治の問題、教育の問題などさまざまあるが、自分としては全体の論点が自分の中で繋がって腑に落ちる内容でした。
海外から富裕層や優秀な人材を受け入れやすくする →法人税や相続税の撤廃
その上での財源の確保 →産業の活性化、消費税増税
海外との厳しい競争の中で優秀な人材を育てる →リーダーの育成、政治家の育成
中でも政治家の育成は特に必要なのでは?今あるんですかね、政治家を育成する機関とかカリキュラム。それと二院制や政党政治などのしがらみを抜けだして、いつか国民投票をネットで実現する日が来るんでしょうか。
厳しい時代だなあ、と思うのですが。数十年前は戦争、100年ちょっと前は刀で斬り合ってたことを考えるとまだマシか、と自分を奮い立たせています。司馬遼太郎読もう。