ブレストの心得 vol.3
さて、ブレストの心得 vol.2を会議室に貼りだしたわけですが、これもやはりなかなかうまくいかない。もっと基本的な部分がまだまだ必要なのだと感じています。そこでvol.3に向けて必要と思われる内容を考えてみます。
・自分は何も言わなくても誰かが言ってくれる、という意識をなくす。
これは各個人の意識改革が必要になりますが、発言しないと使えないヤツの烙印を押される、と肝に銘じて必死で臨むべきでしょう。
・くだらないことを発言する勇気を持つ
誰でもイイ!と思うことは発言できますが、ダメかも・・・と思うことを発言するのはより勇気がいるものです。が、そういう良いか悪いかわからない発言こそブレストにとって重要なのです。
・適度な緊張感が必要。
リラックスしすぎもどうかと。参加者がモチベーションが落ちてしまってはどうしようもありません。経験上、いいブレストができたなーと思うのは、クライアントが一緒とか、緊張感があるときですね。
・知識の土台をそろえる努力を怠らない
ちょっと映画や文学の話になったとか、今話題の○○とか。自分がわからないこともあるかと思いますが、そういう場合はかなり焦ってください。後ですぐに調べて、それ以上の知識をつけて次回に臨んでください。それができないと使えないヤツの烙印を押されます。やはり同じくらいの知識量がないと充実した話はできませんので。
・アイデアは必ず連続である。
アイデアは突然生まれるものではありません。元になるアイデアがあり、それを発展、改良していくものです。すばらしいアイデアと思われるものは世の中にたくさんありますが、ある日突然自分にそれが浮かぶ、というのは幻想です。ひとつのすばらしいアイデアは、今まで自分が考えたアイデアの蓄積の中からできてくるものです。要するに普段から人よりひとつでも多くのアイデアを考え、多くのブレストに参加し、多くの意見を出した人こそが、次のすばらしいアイデアを出せるのです。自分の中でもアイデアの連続を大切に。またそれをみんなで効率よくやるのがブレストなんだと思います。
そのうちvol.3が会議室に貼られることでしょう。終わり。