レーシック日記(手術当日)
緊張気味で病院へ。待合室で待っていると次から次へ人が手術室に入っていき、次から次へ人が出てくる。当たり前だけど。女性も多いが、誰も痛がった様子もないので安心というか拍子抜けな感じもする。
再度簡単な検査と診察を行う。特に問題なし。年齢(老眼が近い)と日常の眼の使い方を考えて、矯正は弱めにしてもらうことを再確認する。1.0くらいを目指すということで。もちろんピンポイントで視力を合わせることは無理だが、自分としては手元が見づらくなるよりも視力が弱め(0.7とか?)の方がよいと思っている。
フラップの作成で手術室へ。ベッドに寝て眼を固定される。機械が降りてきて、「光の中心を見て!」と言われるが視点が定まらず(たぶん効き目の関係上?目の前のどこに視点があるのかわからなくなる)あせる。医者に「しっかり!」「動かさない!」とか言われるたびにあせりがつのる。そうこうするうちに手術が始まった。片目20秒ほど?「もし、いま目を動かしてしまったらどうなるんだろう」と思うと恐怖で体が硬くなる。自分は麻酔がとてもよく効く体質なので?痛みはほとんど感じない。わずかに目にピリッした感じがした程度。「では別の部屋に移動します」と言われて目をあけると、視界が白くにごった感じになっている。恐る恐る歩いて次の部屋へ。
レーザー室へ。また固定され、さっきつくったフラップをめくる。ほんとフツーにピンセットか何かでつまむ感じで。そこに洗浄液?消毒液?のようなものをどぼどぼかけてからレーザー照射。また「光の中心を見て!」「集中して!」「動かさない!」などと言われて恐怖で体が硬くなる。肉が焼き焦げるようなにおいがする。何か実験室で改造されているようで、ショッカーにより仮面ライダーに改造されてた本郷猛の気分をリアルに感じる。片目30秒ほどで終了。
その後「目をつぶって休んでください。ただし寝てはいけません。」という難しい指示を受け、20分ほどソファーで休む。最後に軽く検査して「はい、いいですよ。」で終了。
外に出るが、大量の目薬などと麻酔で目がごわごわして開けにくい。開けてみると、やはり白くにごっている。すでにだいぶピントがはっきりしてきているが、にごっていることもあり、以前のメガネやコンタクトほどはっきりしていない感じがする。信号や照明を見るといわゆるハロ現象でぼわーと広がって見える。帰宅して、もらった目薬を一時間ごとに射す。TVも読書もパソコンもできないので、ひさびさにじっくり音楽を聴く。数時間で徐々ににごりがとれてきて、視界がクリアになってきた。寝ている間に目をさわらないようにする保護眼帯をテープで貼って就寝。