オフィス改装中
長年過ごしてきたオフィス。ビルの1Fと2Fの2フロアを借りていたのですが、このたび2Fを解約することにしました。リモートワーク中心となり、実際60人くらい入るオフィスに毎日数人しかいない・・・。仮に新型コロナが収束しても、今後もリモートワークを活用した働き方を継続していくなら、オフィスのあり方も考え直さざるを得ないですよね。
単純にもったないというか家賃を節約したいというのはもちろんあります。でもオフィスには今後も大事な役割があって、以前も書いたように、偶然の発見や、出会いや、創造性を育む場所であるべき。ではそのためにどういうレイアウトがいいのか?限られたスペースをいかに使うかを試行錯誤中です。基本的には、黙々と作業をする場所ではないので個人デスクはすべてなくし、小さめの4人くらいで打ち合わせしやすいようなテーブルを増やして、柔軟に使えるようにします。雰囲気的には、カフェとかコワーキングスペースに近いイメージで。あとやっぱり行きたくなるようなおしゃれ感とか心地よさをどれだけ出せるか・・・。正直この先コロナや世の中がどうなるかまだ見通せない部分も多いので、あまりお金はかけずに工夫してやろうとしています。
最近、社員同士での外での飲み会は禁止して、少人数の社内飲み(料理はテイクアウト)はOK、としているので、毎週一回くらい社内で飲み会が始まり、これがすごく盛り上がっています。やっぱりみんなこういう場所や機会を求めているんだろうな、とあらためて思いました。
それにしても、モノというのはどんどん溜まっていくな・・・。自宅でもそうなりがちだと思いますが、いつか使うだろうとか捨てるのはもったいないとかでモノはどんどん溜まっていく。でもほとんどのものは捨てても困らないし、捨てることで新鮮な気持ちになるな、とあらためて実感。常に捨て続けて必要になったら買い直すコストのほうが、溜め続け保管し続けるコストよりコスパはいいんじゃないだろうか、ちゃんと計算したわけではないけど。そうして、モノだけじゃなくて心にも贅肉というか、自分たちはこうじゃなきゃいけないんじゃないかとか、これはなくなるとさびしいとか、そういった感情が新しい変化やチャレンジの足かせになっている、ということもあるのかもしれない。
Amazonのベゾスの「DAY ONE」(常に1日目の気持ちを忘れない)という考え方はすごく好き。オフィスを縮小するという初めての体験の中で、新しいベンチャー企業を立ち上げるような気持ちを少し感じ始めました。オフィスができたら(おそらく2021年1月末ごろ)少しずつお披露目していきたい。オフィスが立派になったとか大きくなったとかそういう大げさに自慢したいようものではないけど、変わったな、ということを見てもらいたくて。
※写真はひなたぼっこするオフィスの近所のネコ