出社日のルール

SONICJAMでは2月後半からリモートワークを実施しています。

それからというもの、オフィスとはどうあるべきか、コミュニケーションはどうあるべきか、というのをずっと考えています。とりあえず当面の間は、感染拡大を抑えつつ、リモートワークだけでは足りない何かをなんとかしなければ、と。足りない何かって?

そこで、週一回の出社日を設定することにしました。週一回程度であれば、誰かが感染といった事態になっても社内に蔓延する可能性をかなり下げられるということと、毎週一回顔を合わせていればけっこう仲良くなれるよね?という、ちょうどよい頻度かなと思ったからです。しかし、ただ漠然と出社して自宅でやっていることと同じことをしても仕方がないので、ルールというか心構え的なことを社内に通達しました。

<基本ルール>
・何時に来て何時に帰ってもいいです
・通勤はラッシュをできるだけ避けるように柔軟に時間調整してください
・忙しくてどうしても自宅で作業したい、というような場合は無理に出社しなくてもいいです
・一週間以内に会食したなど、感染リスクが高い場合は出社しないでください
・特別な理由がなければ出社してください

<何をやるか>
・仕事(家でもできる作業)はできるだけ会社ではやらず、帰ってから家でやってください
・状況報告などアジェンダと内容の決まったMTGは禁止(別途オンラインでやってください)
・ブレスト、レビュー会、勉強会など集まってやりたいことがあればこの機会に実施してはどうでしょう
・部署やプロジェクトで企画をいろいろ検討してもらえるとよいかと
・積極的に雑談やコミュニケーションに時間を使うように心がけましょう
・つまり、会社に遊びに来てください

<飲食について>
・ビールを冷蔵庫に入れておきますので、定時後は自由にお飲み下さい
・近所からテイクアウトしての軽い社内飲み推奨
※飲食店での大人数での飲み会は禁止

オフィスというのは本来、仕事をするところ。会社にいる時間に応じてお金を払うので、会社にいる間はサボってはいけないし、効率を追求しなければいけない。そのために管理をしなければいけない。こういったこれまでの仕事やオフィスに関する考え方は、リモートワークによって変わらなければならなくなりました。いや、おそらく多くの会社はたとえリモートワークを導入していてもそれは一時的なものでしかなく、根本的に考え方を変えるということはないでしょう。でも私は、変えようと思っています。

やらなければならない「作業」は、リモートワークを中心に移動時間や会議などの時間を極力排除して効率性を追求する。オフィスでは、偶然の発見や、出会いや、創造性を育む場所であるべき、という考え方です。それが「会社に遊びに来てください」という言葉に表れています。一見無駄に見えるような雑談とか、なんとなく目に入った他の人がやっていることとか、あとは手を動かして何かをつくるワークショップとか。肉体と頭脳を刺激する創造的な時間と空間をつくらなければと思います。

これからどうなるか、まだ試験的ではありますが、コロナが収束してもただ元に戻るのではなく、進化した企業になっているためにがんばります。

※写真は我が家のメイン水槽。コケが多少あるのはご愛嬌・・・リモートワークになってから手入れが以前よりできているので調子がいい