新型コロナと生きる世界

この週末(3/28・29)は外出を自粛するよう、都知事から要請が出た。でもなんか「今週だけ」みたいなニュアンスに受け取られている気がする。正確に「新規感染者が一定レベル以内に落ち着くまで数週間は外出を控える必要がある」と伝える必要があるのではないか。

それにしても、少し前に「新型コロナなんて風邪と同じ」「騒ぎすぎ」「正月に餅で死ぬ人の方が多い」などと物知りぶって発言していた人たち・・・に反省してほしいと思うが、こういう人たちは反省しないだろう。ネットで情報の表層を見て、自分の方がちょっと世界を理解しているような気になってそれを誇示するためにこういうことを言うんだろう。広告業界にこういうタイプが多い。要するに自分のことを人よりも頭がいいと思っている、もしくはそう思われたいひとたちだ。

首相や政府を批判する声も高まっているようだ。本当に悪いのはこういう首相を選んでいる国民自身なのだが。今の与党や首相は「嫌だけど代わりがいない」という消去法で仕方なく選びました問題・・・今回の新型コロナがなにかが変わるきっかけになればいいが。

災害などあるといつも気になるのは、「国が補償しろ」「国が負担するべきだ」と、国には無限にお金があるような発言や意見だ。もちろんそれは幻想だ。試しに、「国が支払うべきだ」を「我々が税金でまかなうべきだ」と言い換えてみてはどうだろう。

イベントや外出を自粛すると企業や店舗が困窮し、倒産が続出し自殺者が出る、みたいなことを言われるのもなにかぞっとする。そもそも前提として、破産・借金 = 人生の終わり・自殺して当然、というイメージなのだろうか。そういう世界観で生きるのは苦しい。なぜそうなってしまうのか。日本人独特の切腹文化なのか・・・。もっと明るく再出発を応援しようよ、というのは脳天気すぎますか?

※写真はオフィスの近所の公園の桜