3ヵ年計画のススメ。その1(ビジョンの巻)

先日、SONICJAMでは3ヵ年事業計画の発表をやりました。3ヵ年事業計画をつくって発表するのはなんと3年振りです。上記写真は、発表資料とは別に配布したポイントを抜き出した冊子。ちゃんとデザインして印刷したよ。そんなこんなで結果的に、内容の重要さがしっかり伝わったんじゃないかと思っています。

どんな内容だったかと(少しだけ)いうと・・・SONICJAMのスタッフ構成やスキルや経験も多彩になってきたので、これらを「事業」として統合し、いくつかの強みとなるサービスとして提供できるようになること。んー、と言うだけだと抽象的で意味不明かもしれません。が、内容的にはずっと何年も前から考え続けていたことで、SONICJAMの大きな転換期だと考えています。

個人的にうれしいのは、ついにこういう話ができるときが来た!という実感。これまでは考えててやりたくてもできなかったんですよね、いろんな理由で。今は「変わらなきゃ」という前向きな危機意識を持った社内のメンバーが充実してきて、ムードが整ってきた。それでついに「今ならできる!」と思えるようになったし、3年後どうなっているかがとても楽しみです。こんな気持ちは会社がスタートしてから初めてかもしれない。いやほんと正直な話、これまでいつも3年後とか考えるとみんな(自分を含めて)不透明で不安な印象の方が大きかったと思うんです。今は不安より楽しみの方が大きいから、うれしいなー。

経営者やリーダーの最大の任務はビジョンをつくること。3ヵ年計画をつくることはすごくいいですよ。1年計画では短期すぎて大きな変化を起こしづらいし、5年以上は長すぎて先が読めないから。1年だと前年をベースに考えがちなのでつまらない目標になりがちですが、3年後を考えるときはまず今の現実から離れて理想の姿を想像するところから始めるのがコツです。

でも問題は、理想と実現性のギャップ。組織の状態をみてタイミングが整わないと、どれだけすごい計画も実現できません。一番大事なのはメンバーが理解できて実行できる、その時点でもっとも的確な計画であること。メンバーの理解度やスキルも関係するし、何よりムードというか意識とかがやっぱり大事かな。

信頼できる仲間をひとりずつ増やし、時間をかけて価値観を共有し、少しずつ小さな成功体験を積み重ね、共通の目標を定め、理解者の輪をひろげていく・・・という地道な作業をやらないとその先へは行けないのです。

引き続きがんばります!
(その2へつづく