電子回路再入門(30年振り)

私は、学歴的には千葉大学工学部電気電子工学科というところを卒業しております。しかし、大学では全然勉強せずギターを弾いてばかりいて、最低限ギリギリの単位をカンニングによって取得して卒業したという・・・今となって考えればそのバカさ加減がお恥ずかしい限りでございます。ところが、最近になって自社でもプロダクト開発など行うようになり、昔の血が騒ぐというか、あらためて電子回路など勉強したくなりました。いや、ちょっと本でも読めば思い出し、すぐできるはずだと自信もあったのでやってやろうじゃないかと・・・。ところがもう30年くらい前ということもあり、マスターするのは予想以上に困難であることを悟りました。てへ。が、少しずつ知識を蓄え、また実際のプロジェクトの中でも現場の知識や実践の経験を今さらながら積んできているので、これからもうちょっとがんばろうと思っています。

というわけで電子回路再入門で最近読んだ本のメモ。

> わかる!電子工作の基本100 / 遠藤 敏夫

理論よりも実践的なので読みやすく、構成的にも順番でなくても興味あるところだけ読んでもいいようにできているし、電子工作に関わる人であればまずは読んでみて損は無いのではないかと。ただ、理論的な部分を省略しすぎていると言えなくもないので、他の本と併用すればなおよいでしょう。

> First Stage 電子回路概論 / 鈴木 憲次, 高木 茂孝

上記の本と併用することで、同じ内容でも理解をさらに深められるのではないでしょうか。ということでセットがおすすめです。

> メイカーとスタートアップのための量産入門 / 小美濃 芳喜

こういう本は極めて珍しいのではないでしょうか。実際にプロダクトを量産するにあたって作者が経験したさまざまなコツやノウハウが書かれています。そのため散漫な印象というか、何かを深く理解するという感じではないですが、ユニークで面白い本です。

小さいときは発明家になるのが夢でした・・・イメージとしてはBack To The Futureのドクのような、謎の発明を街のマッドサイエンティストみたいな・・・。今はそれに近いようなことがやりやすい時代になったなあ、とつくづく思います。これからどんどん発明します!