ピーターの法則とフォロワーシップの異色リーダー論
「HARD THINGS / ベン・ホロウィッツ」を読んでから、ずっと気になっていたこの言葉「ピーターの法則」。あらためて元の書籍を買って読んでみた。おちゃらけているような文体だが、内容は納得いくもの。そうなんだよなー、どんな組織でも人がステップアップしていくと同時に周囲の期待度もアップしていき、やがて期待に実力が追いつかなくなるときが必ず来る。わかる、わかります。でも、どうしたら良いの?「創造的無能のすすめ」「ピーターの特効薬」は皮肉なのか冗談なのか、はたまた本気の警告なのか・・・。
その後しばらくしてから、次の本を読みました。
これは、まさにピーターの法則への解答だ、と思いました。
そもそも、あれもこれもできる「理想のリーダー」というのは無理(矛盾がある)。唯一のリーダーの条件は「ブレないこと」。で、その一貫性を「スタイル」と言い、それを確立するためのポイントは・・・
(1)多面的な自己分析
(2)できないことはやらない
(3)短所こそ光を!
(4)引力(周りの批判と期待)に負けない
(5)焦らず、勇気を持って
個人的には非常に納得感があり、自分の考え方にしっくりと合いました。
様々なビジネス書を読みあさり、よいリーダーになるためにはあれも必要、これも必要、と日々努力している方々には、この異色の2冊、おすすめです。