私のアトピー体験(1)

自分のアトピー体験を書いておくと、もしかして誰かの助けになるかも、と思い、書くことにしました。結構前のことなので思い出しながら・・・

<経緯>
生まれつきアトピー体質だったので、小中学生くらいのときはいつも掻き傷だらけ。小さいときは際限なく掻くので、症状が出る所はいつもかさぶたになっていて、枕はいつも血だらけでした。でも、子どもの時は別にそれほど気にしてなかったような。中学の部活の同級生とかには「お前いつもかゆいかゆいてボリボリ掻いとったなー」と言われるけど、別にコンプレックスというほどでもなく。
大人になるにつれ少しずつマシになり、大学卒業・就職の頃にはアトピーと言うより単なる乾燥肌、という程度になっていました。
30歳くらいのときに、ちょっと悪化したことがあり、首のあたりが荒れてきたので、近所の病院へ行き、ステロイドを処方されました。それで一瞬良くなったものの、ある日突然、激烈悪化。別の病院へ言ったりしていろいろしてちょっと落ち着いたかな、というときにまたステロイドを処方され、それで一瞬良くなったものの、またある日突然、激烈悪化。この時点で日常生活に支障が出るくらい悪化しました。(症状などは後述)
激烈悪化するまで1ヶ月くらいで、最終的に治るのに1年〜1年半くらいかかったかな?という感じで、今思い出しても長かったなー、と。今は完治と言っていい状態になり、むしろ以前よりスキンケアに気を使うようになって、人生で一番肌の調子がいいです。

<最悪時の症状>
ひじの裏:(自分は)一番症状が出やすいところで掻きすぎて皮が象の皮のようにゴワゴワになり真っ黒になりました。汁(?)や血がひどいときは包帯を巻いたり。
首:ひじの裏と同様で掻きすぎてゴワゴワで痛くて首を動かせなくなりました。
顔:赤ら顔になり、会う人みんなに「すごい日焼けしてるね」と言われました。顔中掻くので、眉毛が全部抜け落ちました。
全身(背中、足):最悪時は背中や足という通常は症状が出にくいところも全身赤く、傷だらけになりました。自分の体が全身病気に冒されていくようでとても怖かったです。

ひどいときは夜痒くて眠れない、昼間も痒くて仕事などに集中できない、みっともないので人に会いたくない、という感じで肉体・精神両方で非常につらかったです。毎日、明日はマシになってますように、と思って寝るんですけど、毎朝おきると布団の周りに無意識に掻きまくって剥がれ落ちた自分の皮膚が散乱していて、絶望する毎日でした。この苦しみがもし一生続くなら、自殺しようと思いました。でもそのとき「絶対治る」って言ってくれた人たちのおかげで、今も生きてます。ありがとう。一生ご恩は忘れません。

・・・自分の経緯はここまでで、次回は自分おすすめのアトピー対策をまとめようと思います。つづく。