カンヌで感じたこと

世界の中の日本、てなんだろ。やっぱり特殊なんだよな。言葉が違う、文化も美意識も違う。いろんな作品を見ながら、周りの日本人(私も含め)から「これは日本じゃ無理だよな〜」という声を聞いた。それってなんなんだろう。過去沢山の名作が日本から生まれてるわけだし。自分たちの枠を自分たちでつくっているだけじゃないのか。

これまでの自分や周りを振り返ると、クリエイティブという中で、ビジュアルがおざなりに扱われすぎていたな。アイデアが偉い、みたいな。やっぱり世界中に一発で伝わるビジュアル、をひたすら追求しよう。ひたすらだよ。

自信を得た部分と、喪失した部分がある。意外と大したことないなーと思う部分と、とても大きな壁を感じた部分。もう、アホじゃないのか、と思うような壮大な何かを成し遂げるには、すごい情熱が必要だ。そのパッションはどこからくるんだろう?純粋な創造性?賞や出世への欲?

そんな当たり前のことを、あらためて肌で感じるなんて大事な機会だよな。うん。来年も行こう。