デザインのデザイン

> デザインのデザイン / 原 研哉

ニュー・デザイン・パラダイスにもつながる「リ・デザイン」の話がメインかと思いきや。
話は日本文化としての認識、「「異国文化」「経済」「テクノロジー」という世界を活性させてきた要因と、自分たちの文化の美点や独自性を相対化し、そこに熟成した文化圏としてのエレガンスを生み出していくこと」。
実現されなかった初期の愛知万博の提案、「この万博の提案の中には、万博そのもののルールを刷新しようという意図もあった」。
そしてデザイナとして、「デザインは技能ではなく物事の本質をつかむ感性と洞察力である」。

ちょっと話がひろがりすぎの感はあるにしても、今までもやもやしたものがいくつかすっきりするような言葉に出会えて、ちょっとまた人生が楽しくなったよ。それにしてもこの初期案の万博が見たかった・・・。