スポーツを真剣に見る

私は、まあ、名古屋出身ということで、ドラゴンズファンであるわけだが、まあ、ファンと言っても年に数回程度球場に行くくらいなので特別熱心とも言えない(と自分では思っている)のだが、今年のように優勝だ日本シリーズだとなれば観戦度合いも増える。今年は合計10試合以上行ったかな。もちろん応援もするが、作戦なども真剣に考える。先発ローテーションはどうするか?打順はどうするか?次は盗塁か、送りバントか?次の一球はカーブかストレートか?野球ファンはみな自分が監督になったつもりで考えるものだ。そこまで考えるから楽しいのであって、ただ投げた、打ったのを眺めていても本当の楽しみは味わえない。サッカーファンも同様だろう。日本代表の選手起用や戦術について、掲示板などではいつも熱い議論が繰り広げられている。

野球(に限らないかもしれないが)の監督が書いた選手の管理方法や育て方の本は、ビジネスマンによく売れる。うちの実家には父親が買った野村監督や星野監督の本が沢山あった。チームは同じ選手でも監督によって本当に強くも弱くもなる。金にものを言わせて4番バッターをかきあつめた巨人が負けて、中日が優勝した。その事実には、ビジネスに役立ついろいろなヒントが隠されている。

残念ながら今年ドラゴンズは日本一を逃した。私の頭の中は今回の日本シリーズの反省と来期への展望がぐるぐるめぐっている。それはまさしくビジネスのヒントを探しているのであり、決して仕事をほったらかしてムダな考え事をしているわけではない。いやホントに。